- 2008年1月28日 12:04 AM
- Book
小笹 芳央
幻冬舎 ( 2007-09 )
ISBN: 9784344980532
おすすめ度:
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最近○○の品格という本が大流行ですね。
この本もタイトルについては幻冬舎の思惑が見えてしまいますが、著者がリンクアンドモチベーションの小笹さんということで購入してみました。
会社は人間が欲望を満たすために作り出した装置であると前置きをし、そもそも自己矛盾をはらんだ存在であるとしています。
最近流行の偽装問題もそもそも会社が内包する危うさが生み出すものなのかもしれないが、欲望を生み出す、すなわち利益を生み出す装置としてそもそも存在する会社は、あらゆるステークホルダーに対してベネフィットと共感を提供する必要がある。
しかしながら、あらゆるステークホルダーに共感を提供するなんてそう簡単なことではない。
この本のページの大半は、ステークホルダーのひとりである社員に対する会社の品格について割かれている。
少し前の日本は年功序列というシステムを生み出し、うまく運営していたらしい。しかし、バブル崩壊後、欧米の成果主義システムに倣えと変化していった。
確かに年功序列というシステムは変化を生み出しにくい体質を作り上げ、外部に対してコミットしにくい思想を固定したのかもしれないが、日本人の気質に合った良い面もあったはずなのだ。
バブル崩壊以降導入された成果主義のシステムは、年功序列によって相互に拘束していた会社と社員を解放し、人材は流動的になる。
流動的な人材はカネやポジション以外の意味報酬を求めるようになる。
この本のどのくだりも意味報酬について考えさせるが、一向にその答えは見えてこない。
そもそも企業によって生い立ちや環境が違うのだから、この本に答えを見出そうとする方が間違っているのだろうけど。
今、自分の会社のあるべき姿について考えているところです。なのであるべき姿のその考え方についてサジェスチョンしてくれるようなこの本に出会ったのでしょうね。
経営者だけではなく、自分が働く意味を考えたい方にもお勧めします。
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- 会社の品格 - design.log より
